月桃について



月桃 [学名]Alpinia zerumebet [英名]Shell Ginger



月桃は音読みでゲットウと発音します。
葉が三日月の形、花が桃の実に似ていることから命名されたと云われています。
ショウガ科の多年草、亜熱帯地方に分布。
自生、栽培されています。
成長率が高く2年で2メートルから3メートルの高さにまで成長する品種もあります。
琉球時代から愛され続けている沖縄の生活に根付いている代表的な薬草です。

ラテン名:

Alpinia speciosa K.Schum.

学名:

本島月桃 Alpinia zerumbet
タイリン月桃 Alpinia uraiensis

別名:

サンニン(沖縄)、サネン(奄美)、ハナソウカ(大東島、八丈島)、シェルジンジャー(ハワイ)、漢名は月桃

原産地:

亜熱帯地方
ショウガ科、多年草

形態:

草丈2m〜3m、茎は直立。葉は2列に互生し、楕円状皮針形。
長さは40〜70cm、幅5〜9cm、紙質,上面は毛がなく光沢があり、下面は毛がない。

花期:

4月〜6月。花は柄を有し、長さ4cmぐらい。総状花序を下垂し、多数の花を開く。蕾の先がほんのり紅色、唇弁の縁が黄色、中央は紅色。種子は多数で長さ4mm黒く、花が枯れた後は実になります。実は5月〜7月。

成分:

種子、茎、葉、花に芳香があります。精油は0.7%〜1%含みます。主成分分は1.8シネオール、アルピネン、ピネン、カルダモニン、α-カリオフィレン、セスキテルペンアルコールなどを含みます。月桃の精油や蒸留液を抽出するには、11月から2月が最適。 沖縄の民間薬として、健胃、生理痛などを緩和させるために種を食していたこともあります。

薬効と薬理:

摘出心臓に対して抑制効果。摘出回腸に対して興奮作用のあることが報告されている。芳香性健胃剤、香辛料に用いる。




【魅力1】生姜科(ショウガ)であるということ

月桃は今大注目のショウガ科植物です。お花のイメージ、葉のイメージ、抗菌作用がクローズアップされあまり知られていないのですが正真正銘、生姜の仲間です。生姜特有の血液循環を促し、体を温めるちから、代謝アップ、芳香(アロマ)効果としては、自律神経リラックス、女性特有の悩みである、月経前症候群(PMS)、更年期、抑うつ、不眠などにも効果があるといわれています。


【魅力2】月桃葉はさびさせない、くさらせない

「ムーチーカーサー(鬼餅)」

月桃葉の大きな力の一つとして象徴されるような伝統行事が沖縄にあります。 毎年旧暦(太陰暦)の12月8日、今年2010年は新暦(太陽暦)1月22日に行われました。 地域によって、黒糖や紫芋、または麦や芋を餅粉に混ぜて練り上げ、次々月桃の葉に包んでいきます。 元々は、男の子は生まれながらに体が弱かったことから、健康に育つよう健康祈願として続いている行事です。特に男性は大人になっても力(ちから)ムーチーといって、白いお餅に願いを込めて食べるそうです。 お餅を蒸した水は玄関に撒き、家の中に邪気が入らないようお清めに利用します。 その年1年間無事に過ごせたことを感謝し、次年も健康に過ごせるよう神様へ最後のお願いです。 月桃の抗菌作用で餅にカビが何週間も生えないと言われています。

なぜ月桃の葉でお餅を巻くのか? 沖縄の民話にムーチーカーサー(鬼餅)の云われが隠されています。 「鬼になってしまった兄さんを実の妹が月桃葉で包んだ石を投げて鬼払いをし、平和を取り戻し村人たちは新たな気持ちで再生した」というお話。 この短いお話から「子供が健康に成長する願いの意味や月桃の本質、効果」を垣間見れます。


外敵や鬼と戦い邪気を祓い厄除けの力がそなわるので月桃の葉と石で鬼退治。 つまり古い体質を「破壊→排出」 そして、村人たちが再生復帰したように、肌や体を甦らせる効果「創造→再生」。 「命がなくなっては次に繋いでいく」という生命の循環そのものをあらわし月桃ショウガのちからである「循環」につながる。 月桃の葉の中にある石がお餅に変わっていますが餅は力という意味が込められています。

さらに、「包む」ことで、外敵から肌を守り、いつまでも健やかな体や素肌を保つことにつながる。

「排出」と「再生」→「循環」そして外敵から「守る」

昔からの伝統的で続いているということはそこにどこか真実が隠されているもの。 月桃の底力をあらわしている、感じています。さらに、「包む」ことで、外敵から肌を守り、いつまでも健やかな体や素肌を保つことにつながる。

「排出」と「再生」→「循環」そして外敵から「守る」

昔からの伝統的で続いているということはそこにどこか真実が隠されているもの。 月桃の底力をあらわしている、感じています。



【魅力3】月と月桃

月桃の力を大きく2つに分けます。
「排出」循環、老廃物をうながしバランス崩れ吹き出物を防ぎ、火照った肌や体を鎮めるちから
「再生」保湿や、補給、保護を助け、肌や体を内側から輝かせるちから
月桃ショウガのちから、抗菌作用、そしてdihydro-5,6-dehydrokawainという月桃特有の成分がお肌のハリに関係しています。


インド満月のお祭りと月桃

昔、インドにチャンドラという王がいました。月という意味の持つこの王は、インドの南西部に「黄金の1000年王国」を築いた。 チャンドラ王朝では10月の満月の夜「アフアの花祭り」という月を讃える祭りを行っていたそうです。アフアも美しい白い花を咲かせます。この花は月の光の下では、うすいピンク色に見えるという。そのアフアの花からお酒を作り、満月の夜に願い事をかけながら飲むと、その願いが叶うと信じられている。「アフアの花祭り」は3000年ほどたった今でも、毎月、満月の夜に行われているそうです。そして、このアフアと同じ種類の花が月桃。夏の来る前に、白と紅色の色のコントラスト映し出し美しい花を咲かせます。 またこの月桃の葉の露は神が最も好む露として、沖縄では伝えられているそうです。


月桃にそなわる、対極のちからは月の満ち欠けと同じちから。
そして、このインドから伝わる満月の花祭りの花と同じ月桃。
月桃にそなわる神秘的な力を感じながら、人がより自然に調和し美しく生きることを教えてくれているような気がします。
私はそんな魅力をこの南国ハーブ月桃に感じています。
 







月桃葉エキス

皮膚のコラーゲン産生促進、コラーゲン分解抑制、繊維芽細胞の増殖などの作用があることがわかっています。



■コラーゲン
真皮中の成分、約90%を占め、真皮の主要構成成分として、皮膚のハリ・弾力性の維持を担っています。

■コラゲナーゼ
コラーゲン分解酵素のひとつ。

■繊維芽細胞
細胞マトリックス(コラーゲン、エラスチン、ムコ多糖、フィブロネクチン)を産生し、総合的に細胞間物質の代謝をコントロールしています。肌の母細胞ともいえるこの細胞は、紫外線や活性酸素で傷つくと不良品のコラーゲンやエラスチンを生成してしまいます。普段は静止状態ですが、いったん傷ができるなどの緊急事態になると、活発に分裂し、微妙な繊維構造を修復します。この細胞は20代を過ぎると増殖が低下することが知られています。

■ポリフェノール
活性酸素に対して戦う抗酸化物質です。(近藤和雄 博士/国立健康栄養研究所) ポリフェノールの効果は、活性酸素の除去、抗ガン作用、抗アレルギー作用など有用な働きが確認されています。このように、高い抗酸化作用で注目されている物質ですが、お肌への効果は、「紫外線から細胞を守る働き」「美白」「抗アレルギー」作用が期待されています。月桃エキスに含有される主成分はフラボノイドがあげられています。これは、ポリフェノールの一種で、水溶性ビタミン様物質です。ポリフェノールには、色々なタイプがありますが「抗酸化ポリフェノール」として効果を発揮しているのは、フラボノイドなのです。

■フラボノイド
活性酸素には4種類ありますが、もっとも強力なのはヒドロキシル・ラジカルです。フラボノイドはそれを強力に除去してくれます。免疫、発ガン、細胞変換、腫瘍の成長、ブドウ球菌に対する抗菌作用等、人間の免疫欠如ウィルスの生活過程において重要な酵素に対抗します。ビタミンEが脂溶性部分の酸化を防ぐのに対して、フラボノイドは、水溶性(体液や血液部分)の酸化を防ぎ細胞内の抗酸化作用もあるといわれています。さらに、肌の潤いや艶も保ちます。血流が改善され、むくみも解消し肌の栄養状態が良くなると、肌の色は健康色となり、停滞型の吹き出物も改善されます。 神経組織の副交感神経枝をリラックスさせる抗ストレス作用もあります。 今、話題のフラボノイド効果への研究はまだまだ進んでいます。



月桃葉エッセンシャルオイル


100kgの重さになるまで、葉を集めてもほんの100ml(計量カップ半分)しか抽出できない貴重なエッセンシャルオイル。 沖縄の果ての島で農家のおじさまが一生懸命、丹念に精製してくれました。 ワサビやシソから香が無くなってしまったら特有の効果も失われてしまうのと同じ、月桃の香にも未知なる神秘力がいっぱい詰まっているのです。

葉から抽出したエッセンシャルオイルは、筋肉を緩めてくれリラックス効果を与えます。さらに、女性特有の悩みである「月経前症候群、更年期障害不眠、仰うつ」などに効果があると期待が高まってきています。 それだけでなく、昔からジンジャー(ショウガ)のアロマの力には、肌のつや、乾き、目の輝き、頭脳の明晰さをつかさどる、身体の「炎」をかきたて、決断力と自信を生ませ秘めた力を自覚させる、とも言われているんです。





月桃